皆さま こんにちは♪ 全国的に寒い日がつづきますね~
神戸市北区も連日雪が
降り、積もっているところもあり本当に寒いです
利用者様と一緒に掘りごたつに
入っていると、出るのが嫌になります
明日からは少し穏やかな気候になるそうです
ので、それが待ち遠しいです
さて今日は、ほっこりデイのケア⑪をお送りします
前回は、人は年をとれば誰しもが忘れっぽくなること・・・それは、自然現象であり
それらを「生理的ぼけ」とよびますとお話ししました。そして、「生理的ぼけ」に
配偶者の喪失や、仕事の退職等による役割の喪失、また病気で長期間入院になること等、
それらのきっかけで、意味不明の言動がみられるようになった、被害妄想があらわれる
ようになった等の認知症の症状が生まれてくる、つまり心理的・環境的な要因、病気に
よる要因が認知症の発症に関連があるということです。
そこで本日は、認知症の方の心理についてお伝えしたいと思います。
ほっこりデイのケア⑨でお伝えしました「認知障害」がみられるようになった時、
その人はどういう心理状態になるでしょうか。。。
目が覚めたときにここがどこか分からない、自分がなぜここにいるのか分からない、
自分はどうしていいのか分からない、となってしまった時、人は混乱と不安の渦に
巻き込まれてしまいます。
私自身も目が覚めたとき、ここがどこか分からなくなったらと想像すると、思い出そう
としても思い出せない混乱に次ぐ混乱で、とてつもない不安に襲われると思います。
それは、自分と場の関係が理解、認識できないという「場の認知障害」です。
認知症の方は、その認知障害によって、毎日毎日が不安と混乱の中で過ごさなければ
ならず、それは本当に苦痛の毎日です。辛い毎日です。。。
そして、認知症の方は、その苦痛の毎日が続くことにより、その状況に対し、構える
ようになっていきます。
・そのわけの分からない状況を受け入れられず、何に対しても反応しなくなる。
・何とか状況を打開しようと歩き回る。
・何かされるのではないかと話しかけられたときに、暴力をふるう、暴言を浴びせる。
・自分が一番輝いていた時代の中に戻る。(自分は今も仕事をバリバリしており、
会社に行こうとする、子育てを一生懸命されていた時代に戻り、赤ちゃんの人形
をずっとあやすなど。)
そう考えると、私は認知症の方の問題行動や症状は、理由があると理解ができます。
竹内先生は、認知症の方々へケアする者の姿勢として、その方々と「共にあること」
といわれています。(あと3つありますが、それらはまたお伝えしていきます
)
認知症の方々は、とてつもない苦痛の中にいることを知り、その痛みを感じ、その
方々へ寄り添い、共有すること何より大切であると思います。
ほっこりデイにおいても、全職員でその思いを大切に、お一人お一人の不安や痛みを
和らげていきたいと思います。
(文章ばかりですみませんでした
)