皆さま、こんにちは♫ 今日の神戸は夕方に雷が鳴り、一時的に激しい雨が降りました
ご利用者様をお送りした後でしたので、良かった~と一安心でした
今日はほっこりデイのケア④をお送りします
前回は、人間の体に水がどれぐらい含まれていて、そしてその出入りについてお伝え
しましたが、今回は、人間の体から水分が失われるとどうなるのかをお伝えしたいと
思います。文章ばかりですが、どうぞお付き合い下さいませ
よく夏場になると熱中症に注意して下さいとさかんに言われます。高齢者のみならず
若い年代の人も倒れてしまい、救急車で運ばれることもあります。そしてひどくなると
命にも関わってきます。熱中症は暑い炎天下や、冷房も使わずに閉め切った部屋に長時間
いることなどで、発汗で急激に体から水分が失われていき、めまい等を起こす症状です。
ですので、熱中症の予防は、涼しい環境で過ごすことも大切ですが、何よりも水分補給
が一番の予防になります。熱中症の予防=脱水症の予防です。
ただし、脱水症は夏場だけではありません。冬でも胃腸炎が流行して下痢が続いてしまい
水分が失われることなど、いつでも気をつけることが大切です。
高齢者は体の50%が水分と前回お伝えしましたが、体重50㎏の高齢者は25ℓの水分
が含まれています。下記は、体重50㎏の高齢者が、体からどれぐらいの水分量が失われる
と、どういう症状があらわれるかを示しています。
体重50kgの場合
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症 状
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1-2%
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250-500ml
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意識障害
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2-3%
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500-750ml
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発熱、循環機能に影響
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5%
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1,000ml
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運動機能(特に耐久力)低下
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7%
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1,250ml
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幻覚の出現
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10%
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2,500ml
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死亡
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体から2,500ml=2.5ℓの水分が失われるとどうなるか。。。ご覧のとおりです。
次回はどういった意識障害があらわれるのかをお伝えしたいと思います。
(私のころは学生時代、野球部でしたが、夏場でも水分をあまりとらせてもらえなかった
ことを思い出します
今はこまめな水分補給が絶対必要ですね
)