皆さま こんにちは♫ 今日の神戸はとてもいいお天気で、ポカポカ
暖かい1日となりました
今年の冬は本当に寒かった
と言うのは
まだ早いですね
14日のバレンタインは、ほっこりデイではこれといってしませんでしたが
昼食は少し工夫しました
メニューは肉じゃがなどですが、出し巻き卵をハートにしました
(紅しょうがも
)可愛らしいでしょ~
(私のアイデアではありませんが
)
さて、今回はほっこりデイのケア⑬をお送りいたします
前回からの続きですが、今日は認知症ケアの四原則の3つ目
“安定した関係”
についてお伝えします。
(1つ目が
”共にあること” 2つ目が
“行動の了解”です。)
安定した関係は、人の環境と物理的な環境が共に安定していることが大切です。
認知症の人にとって、まわりを取り巻いている状況は、分かりにくい世界であり、
常に不安や混乱を招くことになりかねません。
私も全く初めての場所に一人で降り立つと、まわりをキョロキョロと見渡し、
目的地に無事着けるかと不安になります。そこに見知った顔を見つけたら
どうでしょうか。私の不安はほとんどなくなってしまいます。
つまり人的な環境とは、顔なじみがいるということです。認知症の人にとって
は、例えば家族がそばにいれば表情が和らぎ、落ち着かれることが多くあります。
ですから、デイサービスなどの施設でも、大人数よりも少人数のほうが顔なじみ
の関係が築きやすいので、認知症の人にとっては、慣れてこられると見知った顔
となり落ち着かれます。入所の施設(特別養護老人ホームなど)も現在は大人数
の時代から少人数でフロアーごとに決まった職員がケアをするという形に変わって
きています。
関わる職員が、入れ替わりが激しいとなると、認知症の人にとっては、誰が誰だか
分からなくなり、それが不安が強まることとなり、問題行動に結びつきます。
出来る限り見知った顔がある環境がその人の安定につながります。
次に物理的な環境とは、生活空間のことです。よくこのブログでもお伝えしています
ように、慣れ親しんだ自宅や地域を離れて息子の家に引っ越すなどは、認知症の発症
につながったり、悪化させてしまいます。
出来る限り慣れ親しんだ自宅がご本人にとっては一番いいとは思いますが、例えば
特別養護老人ホームに入所された場合でも、自宅にあったタンス等の家具や、慣れ
親しんだものを持っていき、できるだけ過ごしていた自宅に近い環境を作ることが
「見知ったものがある。」と不安が和らぐことにつながります。
ほっこりデイも民家を改修した少人数のデイサービスですので、施設感はなく、
自宅と同じものがあるという物理的な環境や、職員も少ないので、顔なじみの
関係を築きやすく、落ち着いて過ごしていただけるという考えから生まれています!
このように“
安定した関係”には、認知症の人にとって大きく環境を変えないように
少しでもまわりの状況が分かりやすくなるような環境作りが大切です。